60年先の未来を描く 自由な発想が起こすイノベーション

田中貴金属工業をはじめとした様々な企業が集まる田中貴金属グループ。1885年創業以来、貴金属を中心とした事業を展開してきた。2010年4月、グループの持ち株会社として設立されたのがTANAKAホールディングスだ。今、「TANAKAルネッサンスプラン」を掲げ、様々な取組を進めている。

吉田一晴 TANAKAホールディングス執行役員 未来創り本部本部長 TANAKA未来研究所 所長

田中貴金属グループは、田中貴金属工業を中心に、田中電子工業や田中貴金属ジュエリー等の企業からなり、産業用貴金属と、資産および宝飾用貴金属の3つの分野で事業を展開している。

「産業用貴金属についてはグローバル展開をしており、複数の製品でグローバルNo.1シェアを誇っています。例えば、半導体に欠かせない材料であるボンディングワイヤなどです。また、資産用分野において地金・コインの売買は国内随一の取扱量を誇ります。宝飾品に関してはギンザタナカにおいて様々な貴金属ジュエリーや工芸品を販売しています」と話すのが、TANAKAホールディングス執行役員の吉田一晴氏だ。

TANAKAホールディングスの製品群。貴金属のボンディングワイヤは電子部品の接続や集積回路内部の接続に用いられる。資産用の金・プラチナ、ジュエリーなども扱う

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