人類の生存に欠かせない食 課題解決を目指す企業5社
世界人口が引き続き増加を続ける中で、生存に必要な食料の確保はますます重要になっている。食はまた、生きていく上での大きな楽しみでもある。最近のトレンドとして、農業の生産性を高めると同時にサプライチェーンを最適化する取組の中で、AIの活用が進んでいる。
米Inari Agriculture社
遺伝子編集でネイチャーポジティブな農業を目指す
持続可能な農業の実現に向け、より少ない水や肥料で、より多くの収穫をもたらす作物の設計技術「SEEDesignTM」テクノロジープラットフォームを提供する企業。種子会社を顧客として想定している。第1弾としてトウモロコシ、大豆、小麦などの重要な作物を対象にしている。このプラットフォームの特徴は、植物ゲノムの複数箇所を一度に遺伝子編集する技術と、遺伝子編集の結果を予測するAI技術を組み合わせている点だ。狙い通りに機能すれば、従来の育種よりもはるかに精度が高く、リソース・時間は少なくてすむ。米国では既に同社の技術で育種された大豆が商業的に販売されているという。
同社は、2016年にテック系スタートアップのインキュベーターであるFlagship Pioneer社によって設立された。米国マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置き、植物ゲノム研究が盛んな米国インディアナ州ウェスト・ラファイエットとベルギーのゲントにも拠点を構えている。2025年1月にシリーズGとして1億4400万ドルを調達した。

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