特集 気候リスクに挑む 適応・防災、緩和のビジネスチャンス

気候変動の影響が無視できないものになり、温暖化した環境への適応と防災、さらなる環境悪化を防ぐ緩和の分野で新しい需要が生まれている。水害や山林火災などの被害を減らすための広域・総合的な取組や、気温上昇の悪影響を防ぐための対策、ネットゼロ社会に欠かせない省エネ・リサイクルなどで新しいビジネスが育ち始めている。今回の特集では、気候変動によるリスクを軽減し、社会を持続可能にする解決策からの新規事業の可能性を探った。

 

CONTENTS

編集部総論・数字で見る 気候変動の緩和・適応で生まれる新市場
 月刊事業構想 編集部

激甚化する豪雨被害には共創による流域治水を
 島谷 幸宏(熊本県立大学 特別教授)

被害が増える山林火災への備え 地域特性に合わせ、総合的な対策を
 廣井 悠(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)

トップクラスの技術による包括的インフラ、流域治水の加速展開
 天野 光歩(株式会社建設技術研究所 取締役常務執行役員 )

日本シグマックス ペルチェ式冷水循環服で長時間の暑熱対策を
 鈴木 洋輔、宮地 早紀、木川 卓也(日本シグマックス株式会社)

ウエルシア薬局 自治体とタッグを組んで熱中症対策を推進
 星 晶博(ウエルシア薬局株式会社 地域包括推進部 部長)

高温登熟耐性に優れる酒米「萌えいぶき」が守る広島伝統の酒造り
 荒瀬 雄也、勝場 善之助(広島県立総合技術研究所)

気候難民課題の解決 新たな経済圏としての「海上都市」構想
 田崎 有城(株式会社N-ARK 代表取締役)

報告書を5年ぶりに更新 豪雨や猛暑など気候変動のリスクを解説
 月刊事業構想 編集部

2025年春から 新築建物の省エネ基準適合義務化とその先の未来
 尾熨斗 啓介(環境・省エネルギー計算センター 代表取締役)

エコシステム 廃瓦や廃レンガを活用して世界の都市を循環型に
 髙田 実(株式会社エコシステム 代表取締役)