AIの倫理的利用のルール整備 国内外で人に役立つ活用を模索

人工知能(AI)の性能が上がり、社会の様々な場で活用されるケースが増えている。2023年の広島サミットでも「広島AIプロセス」が打ち出されたのをはじめ、AI開発と利用のルールをつくる国際的な検討が進んでいる。その動向から、2024年に話題になりそうなAIを取り巻く倫理的問題を探る。

2019年のOECDフォーラムでは、国際的な政策ガイドラインを正式に採択し、AIシステムが健全、安全、公正かつ信頼に足るように構築されることを目指す国際標準を支持することで合意した)

人工知能(AI)をめぐる倫理的な議論は、統計的機械学習のアプローチが導入されAIの産業・ビジネス分野での利用が広まったことで、2013年頃から活発化した。工業プロセスの最適化や画像コンテンツの自動分類から銀行ローンの借入の際の評価まで、幅広い分野にAIが活用されるようになり、人々の暮らしに直接的な影響を与えるようになったためだ。

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