AIの倫理的利用のルール整備 国内外で人に役立つ活用を模索
人工知能(AI)の性能が上がり、社会の様々な場で活用されるケースが増えている。2023年の広島サミットでも「広島AIプロセス」が打ち出されたのをはじめ、AI開発と利用のルールをつくる国際的な検討が進んでいる。その動向から、2024年に話題になりそうなAIを取り巻く倫理的問題を探る。
人工知能(AI)をめぐる倫理的な議論は、統計的機械学習のアプローチが導入されAIの産業・ビジネス分野での利用が広まったことで、2013年頃から活発化した。工業プロセスの最適化や画像コンテンツの自動分類から銀行ローンの借入の際の評価まで、幅広い分野にAIが活用されるようになり、人々の暮らしに直接的な影響を与えるようになったためだ。
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