独自技術で挑む CO₂回収 社会実装への周到なロードマップ

「アミン含有ゲル」を用いた省エネ型CO2回収技術をコアとする九州大学発のスタートアップJCCL。技術優位性を最大限に生かして大手企業との戦略的パートナーシップを構築し、社会実装を加速させる同社の取り組みを、代表取締役の梅原俊志氏に聞いた。

梅原 俊志(株式会社JCCL 代表取締役CEO)

生体のガス交換をヒントに開発
CO2回収技術の革新性

JCCL(福岡市)は、九州大学工学研究院の星野友教授が開発したCO2回収技術をもとに、2020年12月に設立された。CO2回収装置開発および販売、同技術の知的財産管理を行う。同社の CO2回収装置は「アミン含有ゲル」を核としており、従来技術比で回収エネルギーを4分の1以下に削減する画期的技術で注目を集める。

JCCLは2種類のCO2回収技術を保有する。1つは、「アミン含有ゲルCO2吸収剤」だ。固体吸収剤モジュールで工場の燃焼排ガスからCO2を回収する。もう1つの「アミン含有ゲルCO2分離膜塗工液」は、高性能なCO2分離膜を高い歩留まりで成膜するための塗工液だ。ゲル粒子の粒径制御により、多孔質膜表面に塗布するだけで欠陥のないCO2分離膜を形成する。

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