海に囲まれた日本 政府主導で洋上風力のポテンシャルを活用せよ

洋上風力は、2025年8月に三菱商事が政府の公募案件から撤退することを発表し、ネガティブな空気をまとっている。だが、日本エネルギー経済研究所の二宮康司氏は、洋上風力のポテンシャルは大きく、脱炭素の実現に向けて不可欠なエネルギーであるという。現状と今後について、話を聞いた。

二宮 康司(一般財団法人日本エネルギー経済研究所
クリーンエネルギーユニット
再生可能エネルギーグループマネージャー 研究主幹)

多大なポテンシャルをもつ
洋上風力発電

洋上風力は、海上に風車を設置して、風の力により発電する再生可能エネルギーだ。設置方法は2つの種類がある。着床式は水深50~60メートル程度までの浅い海底に風車を固定し、それ以上の水深では海に浮かべた浮体に風車を取り付ける浮体式を採用することが多い。

現在の国際市場の主流は着床式だ。「開発・建設コストが低く、陸からの距離が近いためメンテナンスもしやすい。洋上風力が進む欧州や中国では圧倒的多数が着床式で、浮体式は全体の1%以下です」と話すのは、日本エネルギー経済研究所の二宮康司氏だ。

洋上風力は日本においても再生可能エネルギーのなかで最も多くのポテンシャルがあるという。その背景は、日本は海に囲まれた海洋国家である点だ。

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