ペロブスカイト太陽電池が脱炭素に貢献する 太陽光発電の次世代を担う
太陽光発電は再生可能エネルギーの主力を担うが、政府はメガソーラーへの補助金を打ち切る方針を発表した。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて議論が活発化するなかで、次世代太陽電池と呼ばれるものが注目を集めている。薄くて軽くて曲げるられる「ペロブスカイト太陽電池」だ。
加藤 尚哉(株式会社エネコートテクノロジーズ 代表取締役)
従来の太陽電池よりも
薄く、軽く、曲げられる
次世代太陽電池と呼ばれるペロブスカイト太陽電池は、柔らかいフィルム状で、薄く、軽く、曲げられるという特性をもつ。ペロブスカイト構造と呼ばれる結晶構造の有機/無機ハイブリッド材料を発電層に用い、それをフィルム基材に塗布・印刷することで実現するこの電池は、従来の結晶シリコン型の太陽電池と比べ、厚さは1/100で1μm以下、重さも1/10程度だ。そのため、さまざまな活用法が期待されている。
エネコートテクノロジーズはペロブスカイト太陽電池の開発に2018年から取り組む、京都大学発のスタートアップ企業だ。2009年に国内で発表されたこの電池は当時、変換効率が4%程度と低く、実用化が難しいとされていたが、その可能性に着目した世界中の大学や機関が研究を進めてきた。
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