宇宙事業で40年の歴史 身近になった宇宙、新サービスを創出

アジア最大17機の静止軌道衛星を保有するスカパーJSAT。現在、宇宙事業の大変革を進めている。衛星通信・放送に続く第3の柱として地球観測事業へ本格参入。2026年から低軌道地球観測衛星10機体制を構築し、安全保障や防災分野での活用やスタートアップとの共創で新たな価値創出を目指す。

山下 照夫(スカパーJSAT 取締役 執行役員常務
宇宙事業部門長)

衛星通信、衛星放送を黎明期から手掛けてきたスカパーJSATが、宇宙事業の大変革を進めている。1985年、電気通信事業の民営化と同時に発足した同社の宇宙事業は、2025年に40周年を迎えた。これまで衛星通信・放送事業で築いた基盤の上に、新たに地球観測事業を第3の柱として本格参入する。

地球観測事業を第3の柱に
低軌道観測衛星10機体制へ

「宇宙を活用したビジネスの市場が拡大する中で、我々もこれまでとは異なる第3の柱を作らなければならない。『衛星オペレーターから宇宙ソリューションプロバイダーへ』という方針のもとで『スペースインテリジェンス分野』を成長させたいと考えています」。

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