オプテックス 真の要求に応える「モノ売りからコト売り」へ
経済産業省「グローバルニッチトップ企業100選」に2回連続で認定されたオプテックス。世界初の自動ドア用センサーを生み出した高い技術力を生かし、防犯や設備監視、照明、水質計測など、複数の領域で製品・サービスを展開する。成長要因と今後の戦略について代表取締役社長の上村透氏に聞いた。

上村 透(オプテックス株式会社 代表取締役社長)
世界初の自動ドア用センサー
現在も圧倒的なシェア
世界初の遠赤外線による自動ドア用センサーを創業翌年の1980年に開発・発売したオプテックス。その後も、国内初のソーラーパネルを搭載した無線式防犯用センサーやセンサーライトなどを次々に開発し、独自のセンシング技術とIoT技術を活用したグローバルニッチトップ企業へと成長した。
現在の主力自動ドアセンサー。同社は1980年に世界で初めて遠赤外線を利用した自動ドアセンサーを開発
世界シェアは、屋外用防犯センサーは40%、監視カメラ用投光器は50%にのぼり、国内シェアでは、人数カウントシステムは70%、自動ドアセンサーは55%と、特定の領域で同社の製品が圧倒的な割合を占めている。

防犯センサー。同社の売上の約半数を防犯関係が占める
現在は15か国に販売拠点をもち、80か国以上に製品・サービスを提供する。昨年の売上252億円のうち7割は海外が占め、その内訳はヨーロッパ・アフリカ・中東が40%、日本29%、アメリカ24%、アジア7%となっている。その背景について、同社代表取締役社長の上村透氏は次のように話す。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り85%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。