あいち銀行 銀行業を超えて、新たな事業領域を開拓する
愛知銀行と中京銀行が合併して誕生したあいち銀行。同行の持株会社であるあいちフィナンシャルグループは2030年度に100億円以上の統合シナジーを生むとともに、社内で「戦略人財」を創出し、金融以外の領域での新事業開発を行うことを目指している。頭取の鈴木武裕氏に現在の経営戦略を聞いた。

鈴木 武裕(株式会社あいち銀行 代表取締役頭取執行役員)
店舗統合と戦略人財で
100億円の統合シナジーを生む
あいちフィナンシャルグループの愛知銀行と中京銀行は2025年1月1日に合併し、「株式会社あいち銀行」として新体制での経営をスタートさせた。愛知銀行は1910年に名古屋市で設立した日本貯蓄興業株式会社、中京銀行は1943年に三重県津市で設立した八絋無尽株式会社を起源とする銀行だ。
「愛知県は、この2行に名古屋銀行さんを加えた3行体制でやってきた地域で、業界的に言えば第二地銀が3行あり、第一地銀がないという珍しい地域でした。それを長年補ってきたのが東海銀行さんでしたが、今はなくなり、大きな地方銀行が不在となっていました」と鈴木武裕頭取は語る。
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