食べチョクから食の新サービス タイパの時代に厳選素材の冷凍食品
食べチョクを運営するビビッドガーデンは、初のプライベートブランドとなる冷凍食品サブスクリプションサービス「Vivid TABLE(ビビッドテーブル)」を昨年より開始した。一次産業に向き合ってきた同社は、その資産を活用して、忙しく生きる現代人向けに新たな領域を切り拓こうとしている。

軸屋 邦彦(株式会社ビビッドガーデン Vivid TABLE 事業責任者)
食にもタイパの時代に
「食べチョク」が挑む
一次産業の生産者と消費者を直接つなぐ産直EC「食べチョク」を2017年に立ち上げ、ユーザー数100万人以上、登録生産者数は1万軒以上のサービスへと成長させたビビッドガーデンは、2024年より新たな試みを開始している。それが冷凍食品サブスクリプションサービス「Vivid TABLE」だ。
「食べチョクの規模はある程度拡大できた一方、全国に生産者数が約100万人いると言われるなかで登録の割合は1%程度です。また、市場に出せない規格外品の販路を持てず食品ロスとなってしまうなどの課題も抱えており、一次産業の課題を解決したいという当社のビジョンを実現するためには新しい販路を開拓したいという思いがありました」と話すのはVivid TABLE 事業責任者の軸屋邦彦氏。
2年前より新規事業の構想をスタートし、着目したのは冷凍食品だった。コロナ禍の影響により2020年以降に冷凍食品や宅食サービスのニーズが急激に伸び、既にさまざまな企業が参入していたが、「食べチョクで築いた全国の生産者とのネットワークを生かして質の高い素材を活用した商品開発ができるのではないか」と考えたという。
また、もう1つのポイントは忙しく生きる現代人に合わせた新たな食の形を提供することだ。料理にも時短やタイパが求められるなかで、食べチョクならではのスタイルに価値を見出した。
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