福井銀行 福邦銀行をグループ化し、地域の課題解決業へと進化を目指す

福井銀行は同じく福井県を地盤とする金融機関である福邦銀行をグループ化し、2026年の経営統合に向けた準備を進めている。シナジーを生み出し、時代とともに変化する地域や顧客の課題を解決するために新たな銀行へと生まれ変わろうとしている今、長谷川英一頭取に現在の状況や今後の展望を聞いた。

長谷川 英一(株式会社福井銀行 頭取)

2026年に経営統合へ
進化する地域金融機関

福井銀行は「地域産業の助成こそ使命」という理念のもと地主の資本を結集し、地場産業である繊維産業などの近代化と発展を目的として1899年に創立した。現在まで100年以上続く経営のなかで様々な課題を乗り越え、地域の産業を支え続けている金融機関だ。

福井市の福井銀行本店ビル

2020年には同じエリアで金融業務を行う福邦銀行と、地域経済の発展に向けた包括提携(Fプロジェクト)を開始し、翌2021年5月にはシナジー創出の早期実現と効果の最大化に向けた取り組みの加速を目的に資本業務提携契約を締結。同年10月より2つの銀行は1つのグループとなった。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り85%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。