スマートロックのある社会の姿 分断の解消から生まれる新事業

スマートフォンで開け閉めできるスマートロックを提供するビットキー。リアルとデジタル、サービスとサービスの分断が生む不便を解消すべく事業を進めている。多くの事業者のサービスを緩やかにつなぐプラットフォームで、未来のサービスの母体となることを目指す。

江尻 祐樹(ビットキー 代表取締役CEO)

ビットキーは2018年に創業した、スマートロックなどの事業を展開するベンチャー企業だ。同社は「コネクト」という発想をベースに、様々な分野への展開を考えている。カギやIDを媒介に様々なものが繋がった未来社会の姿について、同社の共同創業者、代表取締役CEOの江尻祐樹氏が語った。

分断が生む不便を解消すべく創業

江尻氏が「コネクト」を重視するようになったのは、分断に伴う不便を経験したことが背景にある。ビットキー起業前の2010年代半ば、サラリーマンとしてニューヨークで勤務していた時のことだ。当時の米国では様々なシェアリングサービスが立ち上げられていた。UberやAirbnb、WeWorkなどの大手シェアリングサービスは、この頃の米国で急成長した企業だ。

シェアリングサービスは便利で安価、人々の選択肢を増やす効果があったものの、ユーザーとして感じる不便は多かった。その多くが、ネットとリアルの分断や、サービス間の分断に起因していた。例えばサービスごとにアプリをダウンロードし、ID登録をしなければならないのは面倒だった。宿泊予定の部屋のカギの受け渡しでは、鍵を受け取れずに待たされたこともあったもあった。そこでビットキーでは、このような分断を橋渡しすることを目指している。

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