GREENCOLLAR 「グリーンカラー」という新たなスタイルの追求

三井不動産グループの事業提案制度「MAG!C」から誕生した株式会社GREENCOLLAR。同社は北半球と南半球の季節のギャップを利用し、山梨とニュージーランドの2拠点で革新的なぶどうの通年栽培に取り組んでいる。同社の起業の経緯や今後の構想について、代表の鏑木氏に聞いた。

鏑木 裕介(株式会社GREENCOLLAR 代表取締役)

「MAG!C」から誕生した
初の事業会社

「しぜんと、生きる。」をビジョンに掲げ、山梨県とニューランドの2拠点で、日本品種の高品質の生食用ぶどうを生産しているGREENCOLLAR。現在、日本の山梨県に約8ha、ニュージーランドのホークス・ベイ地区に約20haの圃場があり、日本ではシャインマスカットを中心に、ニュージーランドでは雄宝、巨峰などを栽培し、世界へ向けて販売している。

同社は三井不動産グループの事業提案制度「MAG!C」から誕生した初の事業会社だ。不動産事業とかけ離れた農業分野での起業は、現在の同社の生産パートナーである葡萄専心株式会社の樋口哲也社長との出会いがきっかけだったという。

「私は2011年から三井不動産のオフィスビルの法人営業部門に所属していました。2014年頃から三井不動産のオフィスビルに入居していただくことの付加価値付けがミッションとなりました。当時の上司であり、現在の共同代表でもある大場、小泉とオフィステナント様との協業を検討し、瀬戸内国際芸術祭のオフィシャルクルーズ事業や、霞が関ビルでのキャンピングカーのレンタル事業など、実際に事業化したものもありました。そのような中、小泉がオフィステナント様であるナショナルオーストラリア銀行様伝いで、ニュージーランド大使館様とつながり、日本とニュージーランドの両国でぶどうの栽培を始めていた葡萄専心さんをご紹介いただいたのです」とGREENCOLLAR代表取締役の鏑木裕介氏は語る。

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