実現間近から長期計画まで 国内外の未来構想

スマートシティ

08 内閣府
スーパーシティ構想

2020年の国家戦略特別区域法改正で「スーパーシティ型国家戦略特区」を創設。大胆に規制を緩和し、データ連携などにより未来の生活を先行して実現する。2021年4月に締め切られた公募には31自治体が応募した。ただし内閣府は8月の専門調査会で採択を延期、提案書の再提出を求めている。 理由は、各自治体から出された規制改革の提案が 不十分だったため。

 

09 小田急電鉄、東京地下鉄
新宿駅西口地区開発計画

国家戦略特別区域の都市再生プロジェクト。1967年に全面開業した小田急百貨店新宿店本館は、モダニズム建築家坂倉準三氏のデザインで、2棟の駅ビルの外観が統一された、西口広場とも一体となったデザイン。これを解体し、地上48階、高さ約260メートルの超高層ビルを建築する。着工は2022年10月、竣工は2029年度を予定している。

 

10 サウジアラビア
ゼロカーボン都市「THE LINE」

産油国であるサウジアラビアの2030年までの経済改革計画の一環として進められている、100万人規模のスマートシティ構想。全長170kmにわたる細長いエリアに点状に拠点を整備、クリーンエネルギーを原動力に、必要な箇所へはすべて徒歩でアクセス可能にすることで車を不要とし、炭素排出量ゼロの都市を実現するという。

 

11 トヨタ自動車
Woven City

トヨタ自動車が裾野市の工場跡地に計画しているスマートシティ。ヒトを中心にIoTやMaaSなどを実証する。2025年までに住民の受け入れを開始。

 

12 中国政府
スマートシティ「雄安新区」

北京の南105キロの地点に整備中。ICT、IoTを活用してエコで便利なコミュニティづくりを目指す。深圳、上海浦東に次ぐ重要な国家戦略に位置づけられている。

 

13 葛飾区
浸水対応型市街地構想

広域避難と垂直避難を組み合わせ、洪水から水が引くまでの間、許容できる生活レベルが担保される市街地をつくる構想。概ね30年後の2050年代の実現を目指す。

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