既存の価値観とルールを変える 人口が減る未来に求められる構想
予想以上の速さで人口が減少する中で、どのような社会を目指し、現行制度をどう修正するか。新たな構想が求められている。社会構想大学院大学は2024年9月6日、「人口減少・少子高齢化が進む日本の持続可能性を考える」をテーマにしたシンポジウムを開催した。
予想より早い人口減少
2100年、5000万人台まで減少も
シンポジウムでは、日本郵政の取締役兼代表執行役社長で、令和臨調共同代表、人口戦略会議副議長を務める増田寛也氏がまず講演した。同氏は、岩手県知事や総務大臣を歴任し、また2014年、座長を務めた日本創成会議において、人口減少問題に警鐘を鳴らした「増田リポート」を取りまとめたことで知られている。今回のシンポジウムにおいても、日本の人口の長期的推移と未来構想を語った。
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