バイタルリード エコシステムによる連携で地域交通を活性化

過疎化する地域での交通課題が増加している現在。バイタルリードは利用者・交通事業者・行政の「三方よし」の交通システムの提供により、地域交通の持続可能な方法を確立している。さらに枠を広げたエコシステムの実現により、社会が連携して支えあうことで満足度の高い地域交通を目指す。

森山 昌幸(株式会社バイタルリード 代表取締役)

ミッションは
「地域を元気にすること」

バイタルリードは「交通」をキーワードに据え、地域公共交通に関わる計画策定や事業実施支援、公共交通分野における最先端の動向を踏まえた計画策定・社会実装を手掛け、同時に交通関連の自社システムを開発・販売している。

そのはじまりは1998年創業の森山地域計画研究所にさかのぼる。バイタルリード代表取締役の森山昌幸氏は、次のように振り返る。

「大学を卒業して就職した建設コンサルタント企業で働いているときに国家資格である技術士を取得しました。当時は県内で道路計画の資格保有者が私1人しかおらず、県から道路計画の相談が私に来るようになったため、道路計画をしっかり勉強したいと思って2年間仕事を休み、広島大学大学院で学びました」

修士課程を終えて公共交通計画を事業とする研究所を単身で立ち上げると、大手企業や自治体から仕事の依頼が来るようになった。数年が経過した後、さらに専門的な勉強がしたいと同大学院の博士課程へと進み、働きながら3年間研究に邁進したという。

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