報告書を5年ぶりに更新 豪雨や猛暑など気候変動のリスクを解説

文部科学省と気象庁が「日本の気候変動2025」を発表。科学的知見に基づく日本の気候のこれまでと未来予測を社会に提示した。極端な猛暑や豪雨、台風の強大化、海面上昇など、今後の社会・経済に影響するリスクを知れば、気候変動への適応、緩和のビジネスを考える際に活用できる。

「日本の気候変動2025」では、一般の人から自治体、教育機関、専門家などの利用を想定し、さまざまなフォーマットでデータを解説している

文部科学省と気象庁は、2025年3月に報告書「日本の気候変動2025」を公表した。この報告書は、国、事業者、自治体、市民が気候変動対策に使えるように、自然科学に基づく知見を取りまとめたもの。2020年版が1回目で、今回は5年ぶりの更新となる。日本の気候変動に関する最新の観測結果や今後の予測が盛り込まれている。

今回の報告書はまた、2026年度に予定されている、気候変動に関する日本政府の政策の重要なマイルストーンになる。政府の気候変動適応計画の改定のベースとなる情報として、今回の報告書は用いられるのだ。

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