SOLAR POWER PAINTERS 発電インクで太陽電池の新市場を開拓

太陽電池を液状化させ、物体に直接塗ることで発電機能を付加する「塗るだけで発電するインク」を開発した小山市のスタートアップ、SOLAR POWER PAINTERS。2027年前後の製品化を目指し挑戦を続けている同社代表取締役の下山田力氏に、現在の事業戦略や今後の構想を聞いた。

下山田 力(株式会社SOLAR POWER PAINTERS 代表取締役)

高専発スタートアップが開発
「塗るだけで発電するインク」

従来の太陽電池の常識を覆す革新的商品として、業界で大きな注目を集めている「塗るだけで発電するインク」。同製品の開発と実用化に取り組んでいるのが、栃木県小山市を拠点とするスタートアップ、SOLAR POWER PAINTERS(ソーラーパワーペインターズ)だ。

発電インクは外壁やオフィスの窓、車など、「あらゆる物体に塗るだけで発電できるようになる」という夢のあるインクだが、同社はどのようにして、その開発に至ったのだろうか。

「発電インクの開発者は、当社の会長兼CTOでもある、小山工業高等専門学校の加藤岳仁教授です。彼と私が同郷で同級生だったことが、起業の一つの大きなきっかけでした。2人とも生まれは茨城県で、茨城工業高等専門学校の機械工学科で同級生として出会い、寮も同室でした。その後、栃木県の小山高専に2人とも進学して、そこでも同級生でした」とSOLAR POWER PAINTERS代表取締役の下山田力氏は語る。

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