食生活教育プログラムTeaching Kitchen 和食を取り入れ日本版を開発

大切と分かっていても継続するのが難しい食生活の改善に、皆で集まり、実際にキッチンで調理をする体験を通して取り組むプログラムが、米国発の「Teaching Kitchen」だ。このプログラムの日本版の開発に、大学と2つの企業が3者合同で挑戦、成果を挙げている。参画企業の1つ、久原本家グループに話を聞いた。

山下貴稔 久原本家グループ本社・久原みらい研究所 所長

キッチンで学び
ライフスキルを磨くプログラム

「Teaching Kitchen」は、ハーバード大学のT.H.Chan公衆衛生大学院で料理栄養講座のディレクターを務めるデビッド・アイゼンバーグ博士が率いる研究グループTeaching Kitchen Collaborative(TKC)が開発したプログラムだ。TKCは2016年に発足。現在メンバーには、米国内を中心に、医療機関を備えた大学、健康管理団体、大学の食堂など約60の団体および200を超える専門家が名を連ねている。

TKCが提供する「Teaching Kitchen」では、参加者はもちろんその家族にも、より健康的に食べ、料理し、行動し考えるライフスキルを育むことを目的としている。アメリカ社会の深刻な問題である肥満や糖尿病に特にスポットを当て、栄養疫学に基づいたエビデンスのもと、座学や実際の調理体験を通し、参加者に生活改善に必要な知識や技術を習得させるプログラムだ。

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