価値あるヘルスケアを実現する 注目の海外スタートアップ11社

ヘルスケア課題の新しい解決策をつくるべく、世界中で様々な企業が活動している。健康は全人類が求めるもの。画期的なソリューションを提示できれば大きな事業機会につながる。不調を抱える人々のケアを効率化すること、よりよい治療や健康管理の手段を実現することを目指す企業を紹介する。

 

米Devoted Health社
CRMで患者との関係を強固に

オバマ政権で最高技術責任者を務め、HealthCare.govのサイトを立ち上げたトッド・パーク氏が2017年に立ち上げた民間医療保険企業。米国の高齢者向けの医療保険制度メディケアから認可された、任意加入のマネージド・ケア型の医療保険メディケア・アドバンテージ(Medicare Advantage)を運営している。「ペイバイダー」と呼ばれる、医療費を負担する支払者 (米国では多くの場合、民間医療保険会社) と治療プロバイダー (医療を提供する病院など) の役割を持つ統合医療サービス主体である。

米国内の担当者による対面サポートとデジタルベースのサポートを組み合わせて利用者である高齢者に提供している。核になるのは「Orinoco」で、医療機関向けの管理システム、業務システム、電子カルテなどに加え強力な顧客関係管理(CRM)機能を組み込んである。病院は患者やそのステークホルダーとのつながりを効率的・効果的に育み、管理できる。これにより、患者の状態に最適化したケア提供が可能になったという。

 

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