アプリ開発企業ココネ オフィス内ジムでスポーツ庁アワード

スマートフォン向けのアバター着せかえアプリ「ポケコロ」シリーズなどを提供するココネは、2008年の創業以来、社員のウェルビーイング向上への取り組みを実践。その様々な施策で中心的な存在になっているのが、オフィス内ジムと本格的な厨房を備えた社員食堂「ココネデリ」だ。

ココネ人事部部長の柏熊成幸氏と、ウェルネスチーム チーム長の小比類巻晴耶氏

「ポケコロ」のココネ
社員のウェルネス重視は創業から

2008年創業のココネは「ポケコロ」シリーズや「リヴリーアイランド」などのサービスを提供し、ココネグループの中核となるコンテンツ企業だ。これまでにグループが世界の顧客に届けた、アバターやその部屋を飾るためのアイテム(デジタル資産)は、100万種166億個を超える。

「私たちは『ポケコロ』をはじめ、アバターを介してお客様が自分自身の感性を表現できるサービスを展開しています。『Characterが存在し、Coordinate要素を持ち、Playできる』サービスで、これを『CCP』ジャンルと定義しています。他者とのつながりも感じながら、自己表現を楽しめるサービスです」。

ココネ人事部部長の柏熊成幸氏は、こう説明する。ココネのCCPジャンルにおける経験や実績は、世界トップクラスとなっている。現在の東京オフィスの社員は約500人で、その約4割をデザイナー、約3割をエンジニアが占める。

創業者で現在は代表取締役会長兼社長を務める千龍ノ介氏は創業時、「いい会社を作りたい」という強い思いを持っていた。「『いい会社』の定義は様々ですが、仕事にやりがいがあり、給料が高いこと、そして仕事以外の時間も豊かで多ければ良いという考えでした。さらに、会社で一緒にやっていく仲間たちは心身共に健康であるべきと考えていました」(柏熊氏)。

社員が心身共に健康であるために必要なのが、おいしくて健康的な食事を提供してくれる社員食堂や、適切な運動の指導をしてくれるトレーナーがいるジム。このため、創業時の小さなオフィスの頃から、そういった食事を提供したり運動できる環境が設置されていた。

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