急成長するVTuber業界をパワフルに牽引する2社 ANYCOLOR VS.カバー
循環型社会の実現に向けて、静脈産業(廃棄物処理)では技術革新や動脈産業(製造)との協働、自治体との連携などが急速に進む。処理の高度化、再資源化などについて、静脈産業は今どのような戦略を練るのか。大手2社の取り組みを見る。
YouTube上でアニメのキャラクターのような自らのアバター(分身)を活用し、音楽などのライブ動画を展開するVTuberは、21世紀が生んだ革新的な双方向型表現手段として、エンターテインメントの枠を超える大きな経済的・社会的ポテンシャルを秘め、2025年度の市場規模は前年度比120%の約1,200億円超になったと見られる。配信などを手がける国内の中小プロダクションは数多いが、いずれも世界規模でVTuberビジネスを展開するANYCOLORとカバーは2強とされ、市場を2分する。成長著しい両スタートアップは今、どのような状況にあるのか。
ANYCOLORは、2017年に「いちから」としてスタート。翌年、VTuberグループ「にじさんじ」を始動、8名のVTuberが活動を始めた。2019年には配信スケジュールサイトも立ち上げ、中国、インドネシア、インド、韓国で相次いでVTuberグループを始動。2020年にはオンラインショップ、公式ファンクラブを開設、翌年には英語圏におけるVTuberグループもスタートし、VTuber養成機関も設置した。現在、国内外で活躍するVTuber 170名が在籍する国内最大のVTuberプロダクションである。
その事業は、ライブのストリーミング、ライブ関連グッズなどをオンライン販売するコマース、ライブなどのイベント、他企業との連携によるプロモーションの4領域で、マスコット系グッズなどコマース分野の売上が売上高全体の65%を占め、2025年には初のリアル店舗もオープンした。定期的なオーディションで選抜されたVTuberを総合的にサポート、ライブ配信等を通じたファンコミュニティを醸成、各自の特性を活かしたエコシステムを構築するビジネスモデルのもと、2027年4月には売上高600億円、営業利益240億円のエンターテインメント企業を目指す。
一方、カバーは2016年の設立。社名はCommunicationとVirtualに由来し、誰もがオンライン仮想空間でゲームやライブなどを通じてコミュニケションできる未来を目指す。2017年にVR卓球ゲーム、VTuberアイドルの稼働を開始、ARアプリ「hololive」をリリースした。2018年に女性VTuberグループ「hololive」、翌年には男性VTuberグループ「HOLOSTARS」を立ち上げ、2022年までにインドネシア、英語圏でもVTuberグループが始動、その間、メディアミックスプロジェクトやオンラインショップの稼働も開始している。現在87名のVTuberがホロライブプロダクションに所属、世界中にファンを広げている。
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