日本システム技術 コンサルティング機能を強化、新体制で第2創業へ
日本システム技術は、システムの受託開発に加え、大学、金融機関、医療機関向けに自社ブランド製品も展開する稀有なシステム開発企業だ。その特色を生かし、今後はコンサルティング事業を強化し、2035年には売り上げを現在の3倍超の1000億円にする目標を掲げる。
平林 卓(日本システム技術 代表取締役社長)
経営理念に基づいた
「人づくり経営」を実践
日本システム技術は1973年に大阪で創業した、大手ベンダーと資本関係を持たない完全独立系のシステム開発会社だ。実体が見えないソフトウエアという製品を開発していることから「社員こそ最大の財産」と位置付け、社員の人間力の研鑽、向上に努める「人づくり経営」を実践してきた。
社長の平林卓氏は、その特性を踏まえたうえで同社の強みを3つ挙げる。まず、「経営理念に裏打ちされた人間力」だ。「経営理念が事業運営上において心の鑑となっている結果、人の出入りが激しいシステム開発業界において5~7%の低い離職率を維持しています」。2つ目が「大阪発のシステム開発会社であること」だ。「大阪でスタートし、近隣の様々な業種の企業を顧客としてきたことから、特定市場に特化することがありませんでした。完全独立系であることも奏功し、金融、製造、流通、医療など幅広い領域で事業を展開することができました」。そして3つ目が「自社ブランド製品の展開」だ。「受託開発と自社ブランド製品を両方展開するシステム開発企業は稀有であり、それが事業の可能性を広げています」。
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