ワンストップソリューションを実現 蓄電所事業の国内トップランナーへ
蓄電所による電力ビジネスの注目が高まっている。蓄電所は、電力の需給バランスを調整する役割を担い、変動率の高い再生可能エネルギーを支えることによりその普及や拡大にも貢献する。2024年より国内最大級の「紀の川蓄電所」の稼働を開始した関西電力に現状と展望について聞いた。
織田 俊樹(関西電力 ソリューション本部 開発部門
蓄電池事業グループ部長)
電源構成の変更により
高まる調整力のニーズ
関西電力は2024年12月より、国内最大規模(運転中のものを対象)かつ同社初の蓄電所となる「紀の川蓄電所」の稼働をオリックスと共同で開始した。蓄電所は電力系統に直接接続し、電力余剰時には充電、不足時には放電を行うことで電力の需給バランスを調整する調整力の役割を担う。同所の定格出力は48MWで、1日1サイクルの充放電により、一般家庭約1.3万世帯の1日の電力使用量に相当するという。
同社が蓄電所事業に取り組み始めた背景には、国内における電源構成の変化と、それによる課題がある。
「政府が発表している第7次エネルギー基本計画では2040年に向けて風力や太陽光などの再生可能エネルギーの増加が見込まれています。変動率の高い再エネ電源が増加し、調整力を担っていた火力発電は減少するため、調整力の確保が課題です。それに対して蓄電所は細かな充放電が可能で、電力の需給バランスを調整でき、調整力確保の課題解決に貢献することができます」と話すのは、同社ソリューション本部 開発部門 蓄電池事業グループ部長の織田俊樹氏。蓄電所事業は補助金など政府の後押しも強く、今後は導入が増加する見通しになっているという。
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