アドビが進めるDX 創造力とテクノロジーで心おどる社会に

「世界を動かすデジタル体験を」をグローバルミッションに掲げるアドビ。文書管理、写真・動画編集製品で知られる同社が、企業や教育現場のDX支援に乗り出している。同社代表取締役社長の神谷知信氏に、社会のDXを進める条件、創造力の重要性について聞いた。

聞き手:田中里沙(事業構想大学院大学 学長)

 

神谷 知信(アドビ 代表取締役社長)

――ソフトウェアの売り切り型パッケージ販売からクラウド・サブスクリプション化を進め、アドビのデジタルトランスフォーメーション(DX)を率いてきた神谷さんの目には、日本企業のDXはどのように映りますか。

神谷 アドビと言えばPDFのAcrobatやPhotoshopなど、強力なブランドを持つソフトウェアのメーカーのイメージが強いと思います。コンサルティングやサービスのイメージはないかもしれませんが、実は現在、アドビジャパンの社員の半分近くはサービス提供に関わる業務に従事しています。近頃は中小企業から直接、DXに関する相談を受けることが多く、DX支援は注力している分野です。

アドビには、AcrobatやIllustrator、Photoshopなどコンテンツ制作をサポートするアプリを集めたCreative Cloud、PDFや電子署名のソリューション他、デジタルな文書管理を実現するDocument Cloud、顧客体験管理(CXM)のための基盤となるExperience Cloudという3つのプラットフォームがあります。これを活用し、事業の様々な場面で現れるデジタル化の課題を解決していきます。

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