ソラミツ 独自開発のブロックチェーンで社会課題解決に挑む

2016年2月設立のソラミツ株式会社が開発したブロックチェーン技術「Hyperledger Iroha2」が、カンボジアなどの中央銀行デジタル通貨に採用されている。代表取締役社長の宮沢和正氏に、ブロックチェーンが実現する金融改革の海外事例や日本の課題について話を聞いた。

宮沢 和正(ソラミツ株式会社 代表取締役社長)

社会インフラとなる技術を
オープンソース戦略で

ソラミツではブロックチェーン技術「Hyperledger Iroha2(ハイパーレジャーいろは2/以下、Iroha)」を生かし、4つの社会課題解決に取り組んでいる。1つ目が金融包摂の実現。銀行口座を持たない人々への金融サービスの提供や、金融アクセスが難しい地域などでのアクセス改善、効率的な徴税システムの構築などである。2つ目が国境を越えた送金と決済の高速化や低コスト化を実現するクロスボーダー決済。3つ目が現金取扱にかかるコストの削減。4つ目がシステムの安定性向上だ。代表取締役社長の宮沢和正氏は「Irohaは自治体や企業の活動全般に対する強い信頼を構築し、作業ミスや内部犯罪等も防止できる技術であり、特に自治体の情報管理セキュリティには非常に適しています」と話す。

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