東京AI戦略でAIを理想都市実現の強力なツールに

2025年7月、東京都は「東京都AI戦略」を掲げた。都政において、どうAIと向き合い、活用していくのか、その考え方や取組の方向性を示すものとして策定された戦略だ。その内容や、戦略の先に描く東京都や日本の未来について、東京都デジタルサービス局の菊地万紀子氏に話を聞いた。

菊地 万紀子(東京都 デジタルサービス局 デジタル戦略部
デジタル戦略課 AI戦略担当課長)

有識者による会議を重ね
策定されたAI戦略

「東京都AI戦略」が掲げられる4カ月前の2025年3月、東京都では「2050東京戦略~東京 もっとよくなる~」を発表している。これは、2050年代に目指す東京の姿を実現するため、2035年に向けて取り組む政策をまとめたもので、都政の新たな羅針盤としている。この「2050東京戦略」の実現を加速させるための強力なツールとしてAIを位置付け、東京都がAIと向き合う際の基本的な考え方や取組の方向性を示す全庁的方針として整理し策定されたのが、7月に発表された「東京都AI戦略」である(図)。

図 東京都AI戦略の位置づけ


「東京都AI戦略」は、「2050 東京戦略」の実現を加速させるための強力な「手段(技術・ツール)」であり、東京都がAIと向き合う際の基本的な考え方や取組の方向性を示す「全庁的な方針」という位置づけ

提供:東京都

 

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