脱炭素へビジネスを支援 自治体や企業への相談窓口を強化

環境省は2023年度、「時代の要請への対応」と「不変の原点の追求」の2つを重点に様々な施策を計画する。前者ではカーボンニュートラル・サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブの3つが柱で、これらの分野でのニーズに応じたビジネスにチャンスがありそうだ。

和田 篤也(環境省 環境事務次官)

「時代の要請への対応」と
「不変の原点の追求」が重点

環境省が2023年度の重点施策に掲げる「時代の要請への対応」では、①炭素中立型経済社会(カーボンニュートラル)、②循環経済(サーキュラーエコノミー)、③自然再興(ネイチャーポジティブ)の3つが柱になっている。

「これら3つの柱に共通するのは、環境と経済が両輪で回ることです。この2つが背反事象になれば、地球環境への貢献は遅れてしまいます。3つの柱は環境や社会への貢献だけでなく、経済のドライビングフォースにもなり、新ビジネスの創造や市場の拡大にもつながるものです」。

環境省環境事務次官の和田篤也氏は、こう説明する。一方、「不変の原点の追求」には、①人の命と環境を守る基盤的取り組み、②東日本大震災からの復興・再生、という2つの柱がある。

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