燃焼しないバイオマス発電を実証 コカ・コーラと京大発スタートアップが協業
(※本記事は「食品新聞」に2026年1月10日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
飲料工場から排出される茶殻や抽出後のコーヒー粉を使ったバイオマス発電に革新をもたらす可能性をはらんだ技術が京都大学から編み出された。
京都大学大学院反応工学研究室が8年間以上の基礎研究を経て「湿式ケミカルルーピング技術」を発明。
これは、飲料残渣などのバイオマスを燃やさずに特殊な水溶液と反応させて化学的に電力へと変換していく次世代型バイオマス発電技術。
一番の特徴としては、従来技術と比べて格段に低い温度で電力に変換できることから熱のロスが少なく発電コストを抑えられる点が挙げられる。
この研究成果をもとに2024年4月に創業した京都大学発のスタートアップ企業・ライノフラックス社とコカ・コーラシステムが協業。
現在、コカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)京都工場(京都市久御山町)で実証実験に取り組んでいる。
25年11月25日、メディア向け説明会に登壇したCCBJIの福永祐司SCM本部リサイクルトランスフォーメーション部部長は「我々の工場で排出量の多い茶殻と抽出後のコーヒー粉を資源循環すべく取り組んでいるが、なかなかリサイクル素材としての価値を生みづらい。加えて、(資源循環の際に)CO2発生も抑制しなければいけない。ライノフラックス社さまの技術はこれらの課題を一緒に解決してくれるモデル」と期待を寄せる。
続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。
-
記事本文残り70%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。