政府が5年で1兆円を投資 「リスキリング」でAI時代を生き抜く

2022年秋、政府は「リスキリング」に今後5年で1兆円を投資すると発表した。AIの社会実装が本格化する今、日本ディープラーニング協会人材育成委員の野口氏は、「テクノロジーとビジネスをブリッジする領域の人材育成が重要」と指摘する。

野口 竜司(日本ディープラーニング協会人材育成委員、ELYZA取締役CMO、グロースX AI戦略アドバイザー)

リスキリングとは、新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する(させる)ことを指す。近年では特に、デジタル化による新しい職業の登場や仕事の進め方の変化に対応するためのスキル習得を指すことが多い。

政府は2022年10月、リスキリングに5年で1兆円を投資すると発表した。取り組みの第一弾として、経済産業省は2022年度第2次補正予算で「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」として753億円を計上。個人が民間の専門家にキャリア相談し、リスキリング・転職までを一気通貫で支援する仕組みの整備を目指し、関連する民間事業者への資金補助を行う。

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