国内宇宙産業の基盤強化と地域活性化の戦略
「官主導から官民連携」への流れが加速する中、日本の宇宙ビジネス拡大の「旗振り役」を担うのがJAXA新事業促進部だ。国内の総力を結集して挑む国際競争力強化に向けた、宇宙産業への「入口」と「出口」の考え方について、松岡一郎氏に聞いた。

松岡 一郎(宇宙航空研究開発機構[JAXA]新事業促進部)
国内宇宙産業の裾野拡大
非宇宙企業の参入がカギ
民間企業の力を引き出して産業活性化を戦略的に進めるため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の役割は拡大している。JAXA新事業促進部は「宇宙産業の裾野拡大」、「産業競争力の強化」、「宇宙利用拡大」を軸に振興策の全体像を描く。
宇宙産業は主に3種類のプレイヤーから成る。長く宇宙事業に携わってきた「Legacy Space」、宇宙ベンチャーの「New Space」、そして「非宇宙企業」だ。現在、世界の宇宙産業の規模は約54兆円。それに対して日本の宇宙産業は約4兆円だ。政府は2030年代早期に8兆円への倍増を目指している。
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