メディカルデータインテリジェンス 弘前を健康ビッグデータの中心地へ

2023年11月に設立されたメディカルデータインテリジェンス(MDI)。長年にわたって弘前大学が蓄積してきた健康診断からの「健康ビッグデータ」を活用した研究成果の社会実装と事業化を、多くの企業とともに進めている。MDIの代表取締役である井上恒一氏と取締役の玉田嘉紀氏に話を聞いた。

メディカルデータインテリジェンス代表取締役の井上恒一氏(写真右)と取締役の玉田嘉紀氏

「短命県」返上を目指し
20年分の蓄積データを活用

青森県は平均寿命が全国平均よりも短い「短命県」という課題を抱えている。これを解決すべく、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のプログラムを活用したCOI(Center of Innovation)に取り組んできたのが弘前大学だ。その目玉とも言えるのが、約20年間続けられてきた日本最大級の健康診断で蓄積されたデータ研究。20社を超える企業が共同研究に参画し、その研究成果は高い評価を受け、現在はCOI-NEXTに採択されて研究活動が続けられている。

しかし、弘前大学のCOIからは、その研究成果をもとにしたスタートアップが生まれておらず、研究成果の社会実装の可能性について相談を受けたのが、みやびベンチャーズの代表取締役を務める井上恒一氏だ。

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