クロックアップ 人々が幸せを感じられる場所を増やしたい

青森市の地域密着型プロデュース&ブランディングカンパニー、クロックアップは「面白い街をデザインする」をコンセプトに、青森をもっと楽しくするためのさまざまな事業を展開。これらの事業を通じ、青森の人々のシビックプライドを醸成することも目指している。

中村 公一(クロックアップ 代表取締役)

青森の魅力を発信し
シビックプライドを醸成

デザイン事業や飲食事業、イベント企画事業、まちづくり事業などを展開するクロックアップは、これまでにないお店づくりやフードメニューの提案、ローカルな雑誌や写真集の作成、音楽イベントやアート企画のプロデュース、民間や公共の空間デザインなどを行っている。代表取締役の中村公一氏は五所川原市出身で、東京の映像制作会社やニューヨークのナイトクラブ兼レコードレーベルでPRやブランディングを担当した経歴を持つ。2008年の帰国後は東京の広告制作会社に勤めていたが、その翌年に故郷へ帰ることになる。

「病床の母に頼まれて、両親が営んでいた病院と介護施設を継ぐことになりました。社会的に意義のある大切な仕事ではありますが、Uターンを決めたときは『これからいろいろなことを諦めなければいけない』という思いの方が強かったです」

ところが、いざ故郷で暮らし始めると、その気持ちは徐々に変化していく。

「青森は自然が豊かで温泉も多く、食べ物も美味しくて、良いことばかり。また、東京と違って、あまり情報が入ってこない地域だからこそ、独自のカルチャーが生まれているのが面白く、これを世界に発信したいと思うようになりました」

そんな青森の良さに地元の人々が気づいていないことも「もったいない」と感じた。そこで、ニューヨークや東京で培ったPRやブランディングのスキルを活かして青森の魅力を発信し、青森の人々がシビックプライドを持てるようにしたいと考えた。

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