「企動力®」を武器にオープンイノベーションで事業を生む
日本の匠である高度技術を承継し、社会課題の解決に向けたコトづくり・ソリューションへのシフトを進めるシンク・アイホールディングス。幼少期の苦労をパワーに変えて起業し、「ないものは他所と連携すればよい」という発想で人材育成や事業創造に挑んできた京谷社長に話を訊いた。
京谷 忠幸 (シンク・アイホールディングス 代表取締役社長・CEO)
ハングリー精神を培った
幼少期の苦労と成功体験
福岡市博多区に本社を置くシンク・アイホールディングスは、半導体・エレクトロニクス製造装置を中心とした産業用機械製造や技術ソリューション提供等を営むピーエムティーを中核子会社とする持株会社だ。グループ全体で持続的な競争優位性を生み出し、社会課題の解決と産業の発展に貢献することを目指している。2021年9月には、神戸大学と共同で国内初となる未来共創ビジネスプログラムを始めるなど、産学連携にも熱心だ。
同社代表の京谷忠幸氏は、1962年福岡県生まれ。9歳で父を、16歳で母を亡くし、母が入院した中学2年生の時から生活保護を受けて暮らしていた。家計を助けるために、小学4年生から新聞配達を始めたという苦労人だ。
「塾に通うことはおろか、参考書を買うことも好きなサッカーを楽しむこともできず、無気力になった時期もありました。しかし、福岡県に返済不要の奨学金試験があると知って奮起して合格し、学費と寮費が支援される国立久留米高専へ進学したのです。ところが、病床の母が悪徳税理士に騙された結果、理不尽にも1080万円の借金が残っているとわかり、自暴自棄になりました。これ以上は祖母に負担をかけず、自分でお金の管理をしていこうと5年制の高専を3年で辞めて、日本タングステンに就職しました」と京谷氏は語る。その後は製造エンジニアとして働く傍ら、社内の通信教育制度を複数修了したり、国家資格を取得したりと、コツコツ努力を重ねた。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り76%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。