AOMORI STARTUP CENTER 青森発の新たな価値を創造

青森県は全国の都道府県の中では開業率が低い方だが、近年青森発のスタートアップが増えつつあるという。青森県東青地域の創業支援・経営課題解決支援を行う「AOMORI STARTUP CENTER」でコーディネーターを務める植松宏真氏に、青森県のスタートアップ事情や課題について聞いた。

植松 宏真(AOMORI STARTUP CENTER コーディネーター)

青森の起業家コミュニティを
牽引するビジネス支援拠点

青森市内に位置し、青森県東青地域(青森市、平内町、今別町、外ヶ浜町、蓬田村)の経済活性化を目的に創業から経営までを一貫して支援するビジネス相談窓口、「AOMORI STARTUP CENTER(あおスタ)」。あおスタは、2018年7月に青森駅から徒歩1分に位置する青森商工会議所会館の1階に開設。青森県東青地域の5市町村と青森商工会議所などの市内関係団体で構成される「東青ビジネスサポート協議会」が相談窓口を運営し、2021年10月に窓口機能をリニューアルして現在に至っている。

AOMORI STARTUP CENTER。ミーティングや共同作業に利用できるほか、センター全体を使ってイベントやセミナーの開催も可能

「あおスタは、起業・創業相談に加えて中小企業の経営相談にまで機能を拡充し、また、それまで日替わりでいた相談員(コーディネーター)を常駐にして、いつ訪れても一貫した相談対応ができるようにリニューアルされました。青森市役所からも至近なので、行政とも連携しやすいのが強みです」とコーディネーターの植松宏真氏は語る。

あおスタでは、植松氏を含め3名のコーディネーターが応じる起業・創業相談や経営相談、無料で利用できるコワーキングスペースの提供のほか、起業や経営に役立つイベントやセミナーを定期的に開催。また、飲食店営業許可を有したキッチンブースがあり、飲食店の創業を希望する人が、経営の経験を積むために短期間で出店する、といったトライアルの機会の場も提供している。

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