感性をゆさぶる「最上質の日本」を提供 パレスホテル東京

「美しい国の、美しい一日がある。」をコンセプトに、東京・丸の内に2012年に誕生した「パレスホテル東京」。日系ホテルとして初めて「フォーブス・トラベルガイド」の5つ星を獲得し、特に海外富裕層から絶大な人気を誇る。そのブランド戦略やホスピタリティマネジメントについて、社長の吉原大介氏に聞いた。

吉原 大介(株式会社パレスホテル 代表取締役社長)

フォーブス・トラベルガイドで
日系ホテル初の5つ星を獲得

建て替えを経て2012年5月にグランドオープンし、その後、わずか数年で東京トップクラスのラグジュアリーホテルの地位へと駆け上がった「パレスホテル東京」。一流のホスピタリティを格付けする世界有数のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」の「ホテル部門」において、2016年に日系ホテル初の5つ星を獲得し、現在までに7年連続5つ星を獲得し続けている。

パレスホテル東京のロビー。窓からは皇居外苑の美しい緑がのぞく

同ホテルにはどのような歴史があり、なぜホテルの建て替えに至ったのだろうか。

「この場所には、現在のホテルの前身となる1947年開業の国有国営のホテル『ホテルテート』があり、当社の創業者が1961年に『パレスホテル』を開業しました。当時としては珍しく、ホテルとオフィスビルが併設されたビジネスモデルでした」と株式会社パレスホテル代表の吉原大介氏は語る。

「建て替えの理由は、2009年当時で築50年弱経っていたこともあり、施設の老朽化や、コンセプトやデザイン、機能性など、時代との間に少しずつずれが生じてきたからです。例えば客室では約20平米の狭い部屋がありましたし、ホテルの売上も、伸び悩んでいた状況が続いていました。そこで、今後ホテル業界で成長を続けていくためにも、一棟丸ごと建て替える決断をいたしました」

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