世界にこれまでなかった、素材コンシャスなブランドをつくる

「BLANC BIJOU PARIS」と「hide k 1896」は素材コンシャスのラグジュアリーブランドだ。2つを創設したのは、hide kasugaグループ代表の春日秀之氏。家業である工業資材メーカーの代表を務めていた春日氏が、なぜコンシューマーブランドを設立したのか。その経緯と、素材発ブランドの可能性を聞いた。

春日 秀之(株式会社hide kasuga 1896 代表取締役、BLANC BIJOU株式会社 代表取締役)

1896年創業の麻問屋が
ルーツの素材ブランド

2009年にパリで誕生したブランド「BLANC BIJOU PARIS」は、蛍石を原料とする永遠の白さと滑らかな質感をもつ新素材のブランドだ。その白さは永遠に色あせないと言われており、アートやテーブルウエア、ジュエリーなどに製品化されている。

2012年のMAISON & OBJET PARISでは、これまで素材に与えられたことがなかった「ハイライト マテリアル」を受賞。同年、香港で開催されたFine Art Asiaではウサギの彫刻作品「JOKIO」がマスターピースに選ばれた。

「BLANC BIJOU PARIS」のウサギの彫刻作品「JOKIO」(ジャック・オブザレック作)

世界で高い評価を得る「BLANC BIJOU PARIS」を創設したのは、hide kasugaグループの代表で、環境と資源をテーマに現在も研究に取り組む工学博士の春日秀之氏だ。

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