Finatextホールディングス 金融サービス参入をシステム面で後押し

Finatextホールディングスは、金融事業のためのSaaS型基幹システムを提供し、新しく金融サービスを立ち上げたい事業者をシステム面で後押ししている。シームレスな金融サービス提供のカギとなる基幹システムの事業化の背景にある構想を聞いた。

 

次世代の金融サービスのかたちとして「組込型金融」が注目されている。金融サービスを、それ以外のサービスとシームレスにつなぎ、利用者の利便性を高めるとともに、ユーザー増につなげる。その肝となるクラウドベースの金融向け基幹システムを提供しているのがFinatextホールディングス。同社の事業の柱は、証券、保険、融資サービス向けのSaaS型基幹システムの提供、金融機関のユーザー向けアプリの受託開発、データ分析事業の3つだ。創業は2013年。このうち、データ分析事業は、東京大学経済学部教授の渡辺努氏が創業したナウキャストを2016年に子会社化し、クレジットカードの決済データやPOSデータを用いた経済分析サービスを機関投資家や官公庁、自治体に提供している。

図 金融の基幹システムをクラウドで提供

Finatextのビジネスモデル。金融業のための基幹システムをクラウドで提供することで、システムコストを引き下げ、より参入しやすくする

 

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