海外の規制動向 EU・米国で全く異なる暗号資産のルールづくり

暗号資産は、プロセスを合理化し革新的で包括的な金融を実現する可能性ありと期待するEUは、安全・公正な取引環境に向けた法整備を進めている。米国では、事業活動の適法性を確認する訴訟が続く。

EUはMiCAで暗号資産の規制と利用促進を狙う

世界に先んじて暗号資産の規制とルール作りを進める日本。他国での状況はどうなのだろうか。ここでは、EUと米国の状況を簡単に紹介する。

イノベーション・成長の源泉と期待
公平な取引へ体制整備を進めるEU

欧州議会は2023年4月に暗号資産市場規制法(Markets in Crypto-Assets Regulation、略称MiCA)を可決した。現在は実装に向けた技術標準の議論が一段落したところで、最後のコンサルテーションパッケージが2024年3月に発行された。

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