九州フィナンシャルグループ 地域の未来に合致することは全てが本業
熊本と鹿児島のトップバンクが経営統合し、2015年に誕生した九州フィナンシャルグループ。2030年度までに「地域価値共創グループ」へ進化するというビジョンを掲げ、ビジネスモデルの転換に取り組んでいる。現在の成長戦略と地域経済活性化の構想を、代表取締役社長の笠原慶久氏に聞いた。

笠原 慶久(株式会社九州フィナンシャルグループ 代表取締役社長、株式会社肥後銀行 代表取締役頭取)
地域総合金融グループから
地域価値共創グループへ
肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合し、2015年に誕生した九州フィナンシャルグループ。長期ビジョンでは2030年度までに「地域価値共創グループ」へ進化するという目標を掲げており、2024年度からは「地域価値共創グループ実現へ向けての躍進」を基本方針に掲げた第4次中期経営計画に取り組んでいる。
「2020年に10年後のありたい姿として、『お客様、地域、社員とともに、より良い未来を創造する「地域価値共創グループ」への進化』という長期ビジョンを策定しました。何から地域価値共創グループへ進化するかというのは敢えて書かなかったのですが、『地域総合金融グループから地域価値共創グループへの進化』です。金融事業は今後も中核であり続けますが、それ以外のことも事業としてやっていくという意味です。そうすれば人口減少が進み、市場での競争が激化した時代でも、成長戦略を描くことができると考えました」と代表の笠原慶久氏は語る。
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