Lecto 少額決済の増加で煩雑になる督促・回収を自動化

Lectoは人海戦術に頼り切っていた督促・回収をテクノロジーで変えようと、2021年1月に事業を開始した。督促・回収業務の自動化により債務者の属性に応じた柔軟なアプローチが可能となり、回収率向上に寄与することで事業のROI改善に貢献できるほか、債権者、債務者双方のストレス軽減にもつながっている。

Lecto代表取締役社長の小山裕氏

債務者の属性に応じた
柔軟な設計が可能

クレジットカードやローンなどの支払いが期日までになされない場合、債権者には入金や返済を促す督促、回収の作業が発生する。その作業は今なお多くが人手を割いて電話をかけ、督促状を送るというアナログな作業に頼っているのが実態だ。Lectoは債務者に電話、メール、SMSを使って連絡を取り、一連の作業の自動化を図るサービスを提供している。デジタルの特性を生かし、債務者の特性ごとに連絡内容、手段、タイミングを使い分けることができる点も特長だ。

例えば、延滞の常連で金額が多めの年配層に対しては支払期限前からメールとSMSでリマインドし、延滞が発生したら電話でもフォローする。一方で、延滞の頻度が高くなく、金額も少なめの若年層に対しては電話で督促せず、支払期限後にメールとSMSのみでリマインドを行うといった具合だ。

「コンビニ払いの場合はコンビニに行くのが面倒くさかったり、支払伝票をなくしてしまったりすることもありますから、そのようなケースに対してはSMSで支払い用のバーコードに飛ぶリンクをつけることもできます」と様々な属性、ケースに応じた柔軟な設計ができる点を、Lecto代表取締役社長の小山裕氏は強調する。

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