ドローンとソリューションで農業DXを推進 地域全体で最適化を図る

2015年の創業以来、多数の大手企業と連携しながら農業DXに取り組んできたナイルワークス。創業当時から取り組んできた農業ドローンの開発・提供に加え、昨年はソリューション事業を強化。北海道・東北に新たな拠点も構え、次なるステップへと進んでいる。その中で見えてきたDX推進の鍵とは何か。

ナイルワークス 代表取締役社長 小嶋康弘氏と、ファームソリューション部 部長 相澤光俊氏

ドローン×ソリューションで
農業DXを推進する

ナイルワークスは「農業用ドローン」と「ソリューション」を組みあわせて農業DXを推進し、新たな農業の在り方を確立しようとしている。

ドローンを農地で飛ばし、空撮画像により農場や作物の状況を可視化する画像センシング技術と、撮影した画像をAI等により解析することで、「収穫予測」や、「病害検出」などのソリューションを提供する。これらのデータは生育管理プラットフォーム「NileBank」(ナイルバンク)に蓄積され、気象や土壌の予測データと組み合わせることで生育シミュレーションを行う機能も備える。

ドローンを飛ばして農場や作物の状況をセンシングして、データ化を行う

「2015年創業時は農作物や土壌を観察・制御して農業を行う精密農業を実施するための農薬散布用ドローンの開発からスタートしました。同時にソリューションの研究開発や実証実験に時間をかけて取り組み、株主を集め、ソリューション事業を本格的に開始したのは昨年のことです」と話すのは、2022年に住友商事から同社代表取締役社長に就任した小嶋康弘氏。

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