ONESTRUCTION 建設業のデジタル化で世界へ挑戦

ONESTRUCTIONは、建物情報の3Dモデル「BIM(Building Information Modeling)」の活用を推進することで、建設業の発展に貢献することを目指している。「建設テックで鳥取から世界を目指す」というメッセージに込めた思いについて、代表取締役 CEOの西岡大穂氏に聞いた。

西岡 大穂(ONESTRUCTION 代表取締役CEO)

3Dモデルに各種データベースを
紐づけて建設業の効率化を実現

建築物の設計図面は平面(2D)で作成され、大型建築物ともなれば何千枚もの図面を必要とする。しかし、2Dで空間を捉えることには限界があり、資材を組立て始めてから設計ミスによる部材の干渉などに気づくことがあるという。工事開始後にミスが発覚すれば、資材や人員を改めて手配することになり、資源が無駄になる上に、コストや納期にも影響が及ぶ。そこで、三次元(3D)モデルを作成できる3D-CADに期待が寄せられているが、米国の建設業界では近年、BIMが急速に広まっている。

3D-CADとBIMとの違いは情報の質と量だ。3D-CADは3D化した建物の形状情報を有するが、BIMはそれに加えて個々の資材の構造や性能、コストなど、様々な属性情報を併せ持っている。そのため、コストなどのデータの可視化や分析、建築プロセスにおける多種多様なシミュレーションを、コンピュータ上で瞬時に行うことができるのだ。

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