アクシス 地元企業のみ加盟するプラットフォームを創設

アクシスは、企業や行政のシステム・ソフトウェア等の開発・運用を行うIT企業だ。鳥取県が本拠地ながら、事業の95%は都市圏の大企業が顧客。地方で首都圏と肩を並べるビジネスを進めつつ、「ダイレクトに地域を支える事業こそ、アクシスが鳥取に存在する意義」だとして、地域に密着したサービスも展開する。

坂本 哲(アクシス 代表取締役)

コミュニティが存在する強さを
実証した施設「隼Lab.」

アクシスを率いるのは、埼玉県で生まれ育ち東京で起業、30代でアクシスを父親から継ぐために鳥取に移住したという経歴を持つ坂本哲氏だ。事業のほとんどが首都圏を相手にしていることについて、「納税や雇用創出という点で鳥取県に貢献していることにはなりますが、一方で、外貨しか稼いでいないのであれば、地域に根付いているとは言えません」と話す。

そんな思いを背景にアクシスをはじめ複数社が出資し、坂本氏が現在取締役の1人を務めるのが、鳥取県八頭町のコミュニティ複合施設「隼Lab.(はやぶさラボ)」だ。オープンは2017年。廃校になった小学校を活用し、1階はカフェ、2階と3階はシェアオフィスとなっている。利用者数は年間約5万人で、赤ちゃん連れから高齢者まで多くの地域住民が利用し、地域コミュニティ再生の成功事例として注目されている。

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