アクセラレータ「テイクオフ静岡」で、地域を面白くする新事業を共創

都道府県別の人口減少数において、“ワースト”の常連になっている静岡県。新たな地域活性化事業を創出するため、静岡経済同友会静岡協議会では、伴走型の静岡創生アクセラレータ「テイクオフ静岡」を2020年度より継続開催。地域と共創したイノベーター支援で、独自の地域創生を目指している。

静岡経済同友会静岡協議会 地域活性化委員会アドバイザー／田丸屋本店 代表取締役社長　望月啓行氏

イノベーター発掘セミナーを機に
テイクオフ静岡へ発展

2020年10月、静岡経済同友会静岡協議会は、国内最大級の地方創生イノベータープラットフォームである「INSPIRE」を運営する一般社団法人INSPIREとの連携により、静岡創生アクセラレータ「テイクオフ静岡」を立ち上げた。

プログラム構成としては、まず1カ月ほどの募集期間を設けて多種多様な企業・団体から地域活性化の新規事業アイデアを募り、日本全国で新しい価値を生み出してきたイノベーターたちの思考回路をセミナー等で学ぶ「思考インストール」を行う。次に、それぞれが構想するアイデアについて、静岡経済同友会、INSPIRE、協力パートナーで構成されるビジネスメンターたちが３カ月にわたって一緒にブラッシュアップする「パワーミーティング」を実施し、最後に成果発表会を行う。2020年度には7団体、2021年度には6団体が採択された。