フジライト 中小製造業が生き残る道を示し、地域を元気に

1965年に裾野市で創業した、業務用家具製造のフジライト。3代目の鈴木大悟社長は11年前、経営不振で事業を畳もうとしていた家業に戻り、以降、自社ブランドの立ち上げなどを行い、経営の立て直しに注力してきた。「地域に人を呼び込めるブランドに」と語る鈴木氏に、これまでの挑戦と今後の構想を聞いた。

鈴木 大悟(株式会社フジライト 代表取締役)

家業を継ぎ、若手の採用と経営理念づくりから着手

東日本大震災が発生した2011年は、フジライト代表の鈴木大悟氏にとっても、人生の大きな節目の年だった。当時、インテリア商社に勤めて神奈川県内に居を構えていたが、余震におびえる家族の姿を見て安住の地を求め、故郷の裾野市での生活に思いを馳せるようになったという。さらに、家業である家具メーカー・フジライトが震災の影響により経営不振に陥り、先代の「もう会社を畳もうと考えている」という一言を聞いたことが、その気持ちを加速させた。

「実はそれまで事業を承継するつもりは全くなかったのですが、家業を立ち直らせたいという一心で戻りました」と鈴木氏は当時を振り返る。

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