各地域のユニークさ、豊かさに着目 未来志向の地方創生を構想

地方創生は地域に活力を取り戻すだけでなく、都市の持続可能性を高める挑戦ともいえる。人間性を復興する新しい価値やライフスタイルを提案し、多様な豊かさが共存する未来の暮らしを実現するものでもある。特に子どもたちに、都市以外を知る体験を提供することが重要である。

阿武町での「一日海士体験」

続く都市への人口集中

地方創生は日本の重点課題のひとつであり、政府は2014年に「まち・ひと・しごと創生」を掲げて以降、地方創生担当大臣の設置や新たな法律の制定など、多様な取組を進めてきた。また新型コロナ禍は、オンライン環境への移行を急速に推し進め、思いがけない追い風となった。リモートワークや二地域居住は、今では現実的で具体的な選択肢である。

しかしながら、いまだ都市への人口集中はとまっていない。令和2年度の国勢調査結果では、東京・大阪・名古屋の三大都市圏の人口は総人口の52.6%を占めている。私たちはいま、人口の半数以上が都市に居住する時代を生きているのだ。

なかでも東京圏への人口流入は顕著だ。東京都は都道府県別の人口増加率で第一位(3.9%)であり、同時に、高齢化率は全国で最も低い。人口減少と高齢化は日本全体の課題だが、その負担は地方ほど重い。私たちは、今後の地方創生をどのように展望できるだろうか。

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