JTB 高付加価値化で顧客の実感価値向上を目指す
1912年創立の大手旅行会社、JTBでは大阪・関西万博において様々な事業を推進している。日本人および訪日外国人客に対して日本各地の知られざる魅力を発信することで観光需要を喚起すると共に、付加価値をより高めた旅行・観光を創造する同社の取組について話を聞いた。
JTBエリアソリューション事業部 2025年日本国際博覧会 推進室長の松岡日出人氏(写真右)と、同 推進担当マネージャーの藤崎有紀氏
JTBグループ全社を挙げ
万博営業推進プロジェクト発足
「交流創造事業」を事業ドメインに掲げるJTBグループでは、ツーリズムを手掛ける会社だけでなく、JTBコミュニケーションデザインといったビジネスソリューションを事業とする企業や、訪日外国人客に向けた訪日事業を専門とするJTBグローバルマーケティング&トラベルなど、様々な企業が名を連ねる。JTBエリアソリューション事業部 2025年日本国際博覧会 推進室長の松岡日出人氏は「専門性を有する企業群が横断的に連携して様々な事業に取り組むために、2023年に万博営業推進プロジェクトを立ち上げました。日本国際博覧会協会を筆頭に、各地域の自治体や協賛企業、世界158の国や地域および7つの国際機関の方々、そして来場者と、あらゆるステークホルダーに幅広く価値を提供するために、グループを挙げて対応を進めています」と語る。
そんなJTBグループがいま最も重視しているのが「お客様の実感価値向上」で、この言葉は2020年発表の中期経営計画にも盛り込まれている。「お客様の実感価値向上とは、旅行事業であれば、ツアーや体験に参加されたお客様が期待したり、望んだりしていたもの、それらを超える体験を創造し、提供していく、ということ」だと松岡氏。これを最重要課題にとらえ、JTBグループ一丸となって事業を進めていると力強く語った。
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