持続可能なインフラを世界へ グローバルな水ビジネスプレイヤーを目指す
「環境を守る。未来を変える。」を理念に、水と環境を軸とした事業を国内外へ広く展開するダイキアクシス。2025年からスタートした3カ年の新中期経営計画では、水の衛生問題が深刻化する新興国・途上国を中心に、グローバルでのソリューション展開に力を入れる。

大亀 裕貴(ダイキアクシス 代表取締役社長)
日本の技術で世界の水環境に貢献
水質汚染問題を繰り返さない決意
ダイキアクシスは、1958年、衛生陶器の販売を祖業に愛媛県松山市に誕生したダイキを前身とする企業だ。ダイキは創業以降、水まわり商材の卸販売を中心に事業を広げ、1960年代に浄化槽の製造・販売を開始。1970年後半にはホームセンター事業をスタートし、四国・中国地方を中心に300店舗以上を展開し成長してきた。
国内外の工場で、浄化槽や排水処理装置の製造を手掛ける。写真は主に大型の浄化槽を製造している津島工場
2005年、主要事業の住宅機器事業・環境機器事業を切り離し、スピンアウトする形でダイキアクシスが設立された。現在は、排水処理事業を中核とする「環境機器関連事業」、祖業からの流れをくむ「住宅機器関連事業」、新規事業として取り組む「再生可能エネルギー関連事業」の3つの事業を軸に、社会インフラを提供する企業として展開している。
総合水処理メーカーとして、浄化槽をはじめ上水・中水・下水に関わるさまざまな水処理システムを開発し、水環境の保全に幅広く貢献する同社。2013年のインドネシア進出を皮切りに海外へも事業ネットワークを広げ、現在、インド、インドネシア、スリランカ、中国、バングラデシュ、シンガポールの6カ国に5つの製造拠点と9つの営業拠点、32社の代理店を有する。
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